プラモデルF1シリーズ⑦ Renault RE20
もう少しお付き合いくださいね。
第8回目のモデルは"Renault RE20(1980)"
1977年のこのRS01が登場した時、大方の予想は"勝てるわけない"でした。
たしかに初めはそうでしたが...。
翌78年もまだまだ熟成不足でリタイアばかりでした。
しかし79年RS10の登場とともに多少状況は変わってきます。
なんと地元フランスGPで初優勝を遂げたのでした。
しかしその後は、2位に2回程度と決して目覚しい成績を挙げたわけではありませんでした。
そして80年このRE20でシーズンに挑みました。
このマシンも当然ウィングカーです。
この頃のマシンのコックピットはかなり前進しており、ドライバーの足先はフロントサスペンションより前に出ており、クラッシュの際は骨折の危険性が非常に高かったと記憶しています。
エンジンはRS01以来のV6。排気量は自然吸気エンジンの3Lに対し、ターボは2倍の係数が課せられるため1.5Lになります。
リアウィングのサポートはセンターではなく左右から支える方式。
底面はコンパクトなV6の特徴を生かし、スムーズに空気が流れるようエンジン部分もカバーがされています。
さてこの年はのドライバーは77年参戦時からの"J.P.ジャブイエ"と写真の"R.アルヌー"。
アルヌーは豪快かつ蛮勇なタイプですがマシンコントロールにも優れた私好みのドライバーでした。
PPは5回でフロントロー独占、優勝はアルヌー2勝とジャブイエ1勝の計3勝を挙げましたが、
まだ信頼性が低くリタイアも多く、コンストラクターズはウィリアムズ、リジェ、ブラバムに続く4位に留まりました。
88年まで続くターボ時代先駆けとなったルノーは85年まではワークス参戦を続け、83年には寸でのところでチャンピオンを逃してしまいます。 しかし自然吸気エンジンのみに変わった89年からはエンジンサプライヤーとして活躍したことは皆さんご存知のとおりです。
この後も私はF1を見てきましたが、だんだん興味が薄れたせいかこれ以降は大まかなこと以外は記憶に残らなくなりました。
次回はこのシリーズの最終回、さて何が登場するのでしょうか...。
第8回目のモデルは"Renault RE20(1980)"
1977年のこのRS01が登場した時、大方の予想は"勝てるわけない"でした。
たしかに初めはそうでしたが...。
翌78年もまだまだ熟成不足でリタイアばかりでした。
しかし79年RS10の登場とともに多少状況は変わってきます。
なんと地元フランスGPで初優勝を遂げたのでした。
しかしその後は、2位に2回程度と決して目覚しい成績を挙げたわけではありませんでした。
そして80年このRE20でシーズンに挑みました。
このマシンも当然ウィングカーです。
この頃のマシンのコックピットはかなり前進しており、ドライバーの足先はフロントサスペンションより前に出ており、クラッシュの際は骨折の危険性が非常に高かったと記憶しています。
エンジンはRS01以来のV6。排気量は自然吸気エンジンの3Lに対し、ターボは2倍の係数が課せられるため1.5Lになります。
リアウィングのサポートはセンターではなく左右から支える方式。
底面はコンパクトなV6の特徴を生かし、スムーズに空気が流れるようエンジン部分もカバーがされています。
さてこの年はのドライバーは77年参戦時からの"J.P.ジャブイエ"と写真の"R.アルヌー"。
アルヌーは豪快かつ蛮勇なタイプですがマシンコントロールにも優れた私好みのドライバーでした。
PPは5回でフロントロー独占、優勝はアルヌー2勝とジャブイエ1勝の計3勝を挙げましたが、
まだ信頼性が低くリタイアも多く、コンストラクターズはウィリアムズ、リジェ、ブラバムに続く4位に留まりました。
88年まで続くターボ時代先駆けとなったルノーは85年まではワークス参戦を続け、83年には寸でのところでチャンピオンを逃してしまいます。 しかし自然吸気エンジンのみに変わった89年からはエンジンサプライヤーとして活躍したことは皆さんご存知のとおりです。
この後も私はF1を見てきましたが、だんだん興味が薄れたせいかこれ以降は大まかなこと以外は記憶に残らなくなりました。
次回はこのシリーズの最終回、さて何が登場するのでしょうか...。
by mipple11
| 2006-09-12 01:34
| ホビー
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Comments(10)
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COOPER99 at 2006-09-12 21:10
ブーストが4barだ5barだなんて、常軌を逸した世界でしたね。
エンジンはちっちゃいのに、ドライバーは前方に押しやられて始めは
不恰好に見えたなぁ。ラストはやはり、赤白ですか?。(笑)
エンジンはちっちゃいのに、ドライバーは前方に押しやられて始めは
不恰好に見えたなぁ。ラストはやはり、赤白ですか?。(笑)
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jzpower at 2006-09-12 23:53
相変わらず完成度が高いですね!
今度、私の987が飛び石を食らったら、タッチアップお願いします!(爆)
今度、私の987が飛び石を食らったら、タッチアップお願いします!(爆)
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mipple11 at 2006-09-13 00:45
COOPER99さんへ
予選では1.5Lで1000馬力オーバー! 凄い時代でしたね。
(でも今の2.4Lで800馬力も異常か!?)
80年代のマシンは全体的なフォルムもバランス悪いものが多かったのも特徴です。
>ラストはやはり、赤白ですか?
うっ...そ、そうですよね、お楽しみに!
予選では1.5Lで1000馬力オーバー! 凄い時代でしたね。
(でも今の2.4Lで800馬力も異常か!?)
80年代のマシンは全体的なフォルムもバランス悪いものが多かったのも特徴です。
>ラストはやはり、赤白ですか?
うっ...そ、そうですよね、お楽しみに!
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mipple11 at 2006-09-13 00:50
jzpowerさんへ
この辺りの作品はお見せしても恥ずかしくないですが、やはり経年劣化でだんだん状態は悪化しています。
>タッチアップお願いします!
何故か実車に塗るのは下手なんです!
それでも良ければ喜んで(苦笑)
この辺りの作品はお見せしても恥ずかしくないですが、やはり経年劣化でだんだん状態は悪化しています。
>タッチアップお願いします!
何故か実車に塗るのは下手なんです!
それでも良ければ喜んで(苦笑)
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ryo716 at 2006-09-13 01:46
実はこのシリーズ、少々ジェネレーションギャップを感じまして、コメントしづらいのです(^^;
>クラッシュの際は骨折の危険性が非常に高かった
ノーズコーンを強化すると走る彫刻刀状態で、CARTにおいてA.ザナルディが両脚を切断するという衝撃的な事故が発生しましたよね。
それにしてもテーブルのクリアコートが凄い…(何を見てるんでしょう(^^;)
>クラッシュの際は骨折の危険性が非常に高かった
ノーズコーンを強化すると走る彫刻刀状態で、CARTにおいてA.ザナルディが両脚を切断するという衝撃的な事故が発生しましたよね。
それにしてもテーブルのクリアコートが凄い…(何を見てるんでしょう(^^;)
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caymans at 2006-09-13 09:51
ヤッパ最後は、ホンダパワーですよね(期待!)
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mipple11 at 2006-09-13 10:02
ryo716さんへ
この頃はアルミモノコックだったので、両足複雑骨折等でドライバー生命を絶たれるケースがまだまだ多かったですね。
>テーブルのクリアコートが凄い
超硬質ハードコートのクリアシートです! 結構な値段ですがスグレモノですよ(笑)
この頃はアルミモノコックだったので、両足複雑骨折等でドライバー生命を絶たれるケースがまだまだ多かったですね。
>テーブルのクリアコートが凄い
超硬質ハードコートのクリアシートです! 結構な値段ですがスグレモノですよ(笑)
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mipple11 at 2006-09-13 10:18
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seiuchi-porsche9 at 2006-09-14 07:36
ルノー好きなので、これに目が点になります。
ターボといえば、ルノー・・・これしか判っていないのですが(笑)。
黄色のルノーも、いいですね。
こんなに連発で見せられてしまうと、喉から手が・・・です(笑)。
ターボといえば、ルノー・・・これしか判っていないのですが(笑)。
黄色のルノーも、いいですね。
こんなに連発で見せられてしまうと、喉から手が・・・です(笑)。
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mipple11 at 2006-09-14 17:40
セイウチさんへ
実は箱のまま保管してあるプラモデルの中にルノーRE30があります。
なぜ作らないか、これは1/12ではなく1/20なんですね。
どうもF1は1/12じゃないと作った気がしないもので(笑)
今は製作する気にはなりませんが、いつかチャレンジしたいと思います。
実は箱のまま保管してあるプラモデルの中にルノーRE30があります。
なぜ作らないか、これは1/12ではなく1/20なんですね。
どうもF1は1/12じゃないと作った気がしないもので(笑)
今は製作する気にはなりませんが、いつかチャレンジしたいと思います。