BMWi3の初期印象とホンダe & プジョーe208に試乗
i3が我が家に来て2週間、約350km程走りましたので、使い始めの印象を簡単にまとめてみました。
そしてi3の印象はと言うと、当然カタログ値には及ぶ訳はありませんが、私が想像していたよりフル充電からの走行可能距離が長いということ。
特に市街地走行ではほとんど1ペダル運転で済んでしまう程強力な回生ブレーキのお陰で思っていたよりバッテリー消費が少なく、多少大人しめに乗っていれば300km弱は行けそうです。
逆に乗り心地は良くも悪くもあらゆる場面で想定内。やはり日本仕様のローダウンしたサスの悪しき部分が現れることも多々ありますが、これは横から見た時の見た目の良さとトレードオフ(苦笑)
あとは観音開きもリアシートはほぼ手荷物置き場なので問題ナシ、オーディオも330eの標準状態よりはマシ。
クロス張りのシートもあんこは薄いですが着座感は良好、我が家のクルマはOP?のカップホルダーが追加されているので助手席側へのウォークスルーはやり難いですが、今の処は不便を感じません。
またアームレストの蓋を開けるまで気付きませんでしたが、OPのワイヤレス充電が付いていたことは嬉しい発見でした!。
あとはフロントスクリーンはかなり大きく、私の身長だとセンター上方に手が届かない(汗)
さて同じEVという点で乗ってみたかった2台。
乗る前にi3購入を決めてしまったのですが、一応試乗させて頂きました(苦笑)
まずはホンダeから。
試乗車は上位グレードのアドバンスド。
このデザインはなかなかもモノで、なぜフィットはあのデザインに...。
一応5ドアHBですが、リアシートはあくまで+2、私の後ろだと子供スペースになってしまいます。
ただ街乗りクルマと考えれば、手荷物置き場として大活躍でしょう。
エクステリアを確認後、ポジション合わせるためシート前後スライド調整しステアリングの調整に掛かると...チルトはすれどテレスコが無い。
そして走り始めると普通のEVで、そこそこの加速力と3段階の調整可能な回生ブレーキで扱い易く、
サイズ共々まさに街中向き。
乗り心地もi3よりソフトで尖った処がなくスタイルのイメージとも一致します。
売りのメーター、これは好みだと思いますが、カメラ式のサイドミラーは現状では疑問。
特に左右の視野が狭く肝心な処が切れています。
続いてプジョーe208へ。
ガソリンの208との違いが気になる処。
シートに座るとレイアウトはガソリン車とまったく同じ、但しメーターナセル内の表示はEV車独自のものになってます。
スタートもマイルドで、EV特有の鋭さは控えめで、フル加速してもスペックより穏やかに感じます。
足回りは増加した車重に応じた変更はされているハズ、グレードもGTなので17インチタイヤを履いているにも関わらず、不思議なことに以前乗った16インチタイヤのアリュールより当たりがマイルドに感じました。
シートの出来は相変わらず良いのですが、以前ガソリン車に乗った時には気になりませんでしたが、今回乗って感じたのは室内のタイト感。
何よりパッセンジャーシートとの距離が近い!
装備レベルはほぼ同等のホンダeより約70諭吉安く、航続距離も長いであろうことを考えると、EVとしての実用性は上ですが、スタイリングから好みは分かれそう。
但しこのプジョーはEVに乗っているという感覚が希薄...でも逆に言えば間口が広いということになるのかも知れません。
総じて感じたことはi3と比べるとどちらのクルマもマイルド。
もちろんそれぞれに一長一短がありエクステリアを含め、好みが分かれる処でしょう。
また新車価格もe208<ホンダe<i3で結構幅があります。
そしてEVは急速に進化して行きそうな雲行きですが、各メーカーの味付けだけは残るのではないでしょうかね。
プジョー208のエクステリア&インテリア好きなんですよねぇ。ホットハッチグレードがあれば…という印象です。
自分がEV乗りたくなるとしたら、出足鋭いコンパクトスポーツカータイプだったら…でしょうか(具体的イメージとしては86EV版とかケイマンEV版)。タイカンはスポーツカー的な動力性能ですが車重が… 1800kg以下でそこそこの航続距離あたりがイメージする条件ですかね。というか、内燃機関車が主流の内はEVは売れ線のジャンル(SUVとか)のみだろうから、かなり遠い先の話だろう、と。
こんにちは~。
たしかにホンダeはアドバルーン的な存在ですね、セールス氏曰くカタログも用意されていない(本当か?)ようで、「欲しければ買ってください」的な感じでした。
一方プジョーはEVらしさを強調しない方向で出して来たような...。
多分ヨーロッパ各メーカーがかなり本気でEVにシフトしようとしているので、遅かれ早かれ日本にもその波が来るでしょう。
>かなり遠い先の話だろう
う~ん、先には違いありませんが、遠くないかも...(苦笑)
i3をPHEVとして括った場合、(少なくとも車検証上はそうであるが、実質はEVという、)エンジンがおまけな訳ですが、未だに唯一無二なところもあり、ヘンテコなデザインといい(しかし後姿はApple製品のようなキレがある!)7年前の発売開始当初は相当に進んでいたんでしょうね。僕も買って3年目に入ってますが、代替がなかなか見つかりません。デザインだけならHonda eとか、間もなく出そうなFIAT500のEV(3+1)なんかの方がいいんですけどね。
突き出たカップホルダーですが、1個は標準ですよ。着脱式なので邪魔ならアームレスト下の小物入れにもワンタッチで取り付け出来ますよ。
こんばんは~。
今回のBorCセグの中での車種選択で、i3は全くのダークホースでしたが、結果としては正解だったようです。
ただコストを掛けた部分と、手を抜いた部分がハッキリしているのも、かえって好感が持てる要素に感じています(笑)
また今回試乗した2台との比較で余裕ある室内空間は、エクステリアとのトレードオフ。なのであのズングリとしたスタイルもBMWらしさ?と納得しています(苦笑)
カップホルダーは標準ですか!
前車からキャリーオーバーの空気清浄機でカップホルダーが1個埋まってしまうので、追加しようかと考えていたのですが、空気清浄機をアームレスト下に移動した方が良いことに気付き、小物入れ底面のラバーシートを取り空気清浄機を両面テープで固定、ラバーシートの代わりにはフエルトシートをカットして残った面に敷いて無事完了。
i3は内装もシンプルなので、電源コードも見えなくなりスッキリしました。