プラモデルF1シリーズ③ Tyrelle003
第3回目のモデルは"Tyrelle003(1971)"
1971年のチャンピオンマシンです。
前回紹介のマトラで69年のチャンピオンになった後、マトラがクライスラーに買収されフォードDFVが使用出来なくなったティレルは、70年シーズン初めはマーチから購入したシャシーで一時凌ぎをし、途中からオリジナルシャシーでの参戦となります。
写真の71年モデルの特徴は、"スポーツカーノーズ"と呼ばれたフロントカウルです。
前輪の空気抵抗低減が狙いで、ティレルの成功後は数チームが採用していました。
またエンジン上部にあるインテークは"インダクションポット"と呼ばれ、走行風でエンジンに空気を押し込もうという理論で、この年から各車に採用され始めています。
ティレルのドライバーはこの年からジャッキー・スチュワートとフランソワ・セベールの2人。
スチュワートが全11戦中6勝を挙げ2度目のワールドチャンピオンになり、セベールが最終戦で初勝利を挙げました。
作品はセベール仕様のマシーンですので、正確には004になるのでしょう。
003と004はドライバーの体格差から004の方がモノコックが10cm長いという違いがあったようですが、チーム内で長さの違うシャシーを使うということはちょっと今では考え難いですね。
翌72年はロータス72Dに乗るエマーソン・フェッティパルディ全12戦中5勝でチャンピオンとなります(このモデルが行方不明! どこへ消えたか?)
そして73年シーズン、スチュワートとセベールの乗るティレル005と006は、スチュワートが全15戦中5勝を挙げ3度目のワールドチャンピオンに輝き、セベールは3回のワンツーフィニッシュを含む2位を6回の成績を残しましたが、最終戦で悲劇的な事故で亡くなりました。
最終戦を待たずしてチャンピオンが決定したいたスチュワートは、この年限りで引退を考えていましたが、事故のショックから最終戦を棄権し現役からの引退を表明しました。
1971年のチャンピオンマシンです。
前回紹介のマトラで69年のチャンピオンになった後、マトラがクライスラーに買収されフォードDFVが使用出来なくなったティレルは、70年シーズン初めはマーチから購入したシャシーで一時凌ぎをし、途中からオリジナルシャシーでの参戦となります。
写真の71年モデルの特徴は、"スポーツカーノーズ"と呼ばれたフロントカウルです。
前輪の空気抵抗低減が狙いで、ティレルの成功後は数チームが採用していました。
またエンジン上部にあるインテークは"インダクションポット"と呼ばれ、走行風でエンジンに空気を押し込もうという理論で、この年から各車に採用され始めています。
ティレルのドライバーはこの年からジャッキー・スチュワートとフランソワ・セベールの2人。
スチュワートが全11戦中6勝を挙げ2度目のワールドチャンピオンになり、セベールが最終戦で初勝利を挙げました。
作品はセベール仕様のマシーンですので、正確には004になるのでしょう。
003と004はドライバーの体格差から004の方がモノコックが10cm長いという違いがあったようですが、チーム内で長さの違うシャシーを使うということはちょっと今では考え難いですね。
翌72年はロータス72Dに乗るエマーソン・フェッティパルディ全12戦中5勝でチャンピオンとなります(このモデルが行方不明! どこへ消えたか?)
そして73年シーズン、スチュワートとセベールの乗るティレル005と006は、スチュワートが全15戦中5勝を挙げ3度目のワールドチャンピオンに輝き、セベールは3回のワンツーフィニッシュを含む2位を6回の成績を残しましたが、最終戦で悲劇的な事故で亡くなりました。
最終戦を待たずしてチャンピオンが決定したいたスチュワートは、この年限りで引退を考えていましたが、事故のショックから最終戦を棄権し現役からの引退を表明しました。
by mipple11
| 2006-09-01 02:05
| ホビー
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Comments(10)
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manx_jg54 at 2006-09-01 04:25
私が身近に感じるのはこのあたりからでしょうか。実際にTVかなんかで見てたのはもうちょっとしてからか。
あと2、3年後のマルボロマクラーレンが強かった時代からしばらくはまってましたね。
あと2、3年後のマルボロマクラーレンが強かった時代からしばらくはまってましたね。
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caymans at 2006-09-01 09:44
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tomtomtoms at 2006-09-01 21:07
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COOPER99 at 2006-09-01 23:32
ふっふっふっ、にゃにがティレルじゃ日本では「たいれる」が正規じゃよ。(笑)
だって005~6のマシンには、ちゃんとひらがなで書いてあったもん。
スポーツカーノーズが懐かしい、回転ブラシ付きの掃除機ヘッドみたい。
だって005~6のマシンには、ちゃんとひらがなで書いてあったもん。
スポーツカーノーズが懐かしい、回転ブラシ付きの掃除機ヘッドみたい。
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mipple11 at 2006-09-01 23:43
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mipple11 at 2006-09-01 23:51
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mipple11 at 2006-09-02 00:04
tomtomさんへ
このマシンのデビュー時はカッコ悪いウィングノーズだったんですが、スポーツカーノーズに変わった途端凄くカッコ良くなり大好きでした!
シンプルなカラーリングですが、逆にそれが生きていますよね。
このマシンのデビュー時はカッコ悪いウィングノーズだったんですが、スポーツカーノーズに変わった途端凄くカッコ良くなり大好きでした!
シンプルなカラーリングですが、逆にそれが生きていますよね。
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mipple11 at 2006-09-02 00:12
COOPER99さんへ
"たいれる"はタミヤが正規です(爆)
005は現役時代は日本に来ていないので、私たちがひらがな"たいれる"を見たのはP34のハズですが...。
あの頃のマシンは各コンストラクター毎に個性がありましたよね!
"たいれる"はタミヤが正規です(爆)
005は現役時代は日本に来ていないので、私たちがひらがな"たいれる"を見たのはP34のハズですが...。
あの頃のマシンは各コンストラクター毎に個性がありましたよね!
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seiuchi-porsche9 at 2006-09-06 17:49
FIの歴史を追いかけているようで、楽しく拝見しています。
この頃から、今でも古さを感じさせないデザインになって来たのでしょうか?70年前後は、グラチャンに興味が行ってしまっていて、F1に関して記憶が薄いのですが、ブルースマクラーレンが帰らぬ人となったのは、この頃でしたかね?
この頃から、今でも古さを感じさせないデザインになって来たのでしょうか?70年前後は、グラチャンに興味が行ってしまっていて、F1に関して記憶が薄いのですが、ブルースマクラーレンが帰らぬ人となったのは、この頃でしたかね?
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mipple11 at 2006-09-06 23:09
セイウチさんへ
グラチャン...懐かしいですね!
富士のフルコース、30°バンクに豪快に突っこんでいくのが醍醐味でした。
メーカーではなく、プライベートチーム同士の戦いを目を皿のようにしてみてました(笑)
ブルース・マクラーレンは1970年に亡くなったと思います。
最近のことはすぐに忘れるのに、昔のことはなぜか思い出せます(苦笑)
グラチャン...懐かしいですね!
富士のフルコース、30°バンクに豪快に突っこんでいくのが醍醐味でした。
メーカーではなく、プライベートチーム同士の戦いを目を皿のようにしてみてました(笑)
ブルース・マクラーレンは1970年に亡くなったと思います。
最近のことはすぐに忘れるのに、昔のことはなぜか思い出せます(苦笑)