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プラモデルF1シリーズ⑥ LOTUS78

さてさて調子乗って続けさせて頂きますF1シリーズ。
第6回目のモデルは"LOTUS78(1977)"
プラモデルF1シリーズ⑥ LOTUS78_f0068687_1222867.jpg

今回マシンは現代F1に通じるエポックメイキングな理論で登場しました。
このマシンが成功するや、皆一斉に追従することになります。

しかしこのモデル、皆さんにお見せするにはデキが悪すぎで恥ずかしいです。
何卒ご理解頂ければと思います(苦笑)



前年の最終戦で久々の優勝を果たしたチームロータスが、77年シーズンに向けて開発した新しい理論のマシンでした。
プラモデルF1シリーズ⑥ LOTUS78_f0068687_1291543.jpg

当時はウィングカーと呼ばれ、ベンチュリー理論を利用したグランドエフェクト効果でボディ全体でダウンフォースを稼ごうという理屈です。
これにより空気抵抗を増やすことなくより大きなダウンフォースを得ることが可能になり、当然ラップタイムは短縮されます。
プラモデルF1シリーズ⑥ LOTUS78_f0068687_138380.jpg

当時の他のマシンと比べ、サイドポンツーンの幅が広く長く、側面下には空気を横に逃がさないためのサイドスカートが付いているのが特徴でした。
このマシンの登場で、このあと数年間はウィングカー全盛時代に突入することになります。

この年のドライバーは前年に引き続き、"マリオ・アンドレッティ"と"グンナー。ニルソン"。
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プラモデルF1シリーズ⑥ LOTUS78_f0068687_1592667.jpg

マシンは速かったのですが、エンジンを始めとするトラブルが多く、アンドレッティが4勝、ニルソンが1勝をの計5勝を挙げたものの、3勝・2位6回のニキ・ラウダが2度目のワールドチャンピンに輝きました。

そして翌78年は、若くして癌で亡くなることになるニルソンに代わり、"ロニー・ピーターソン"が加入します。
プラモデルF1シリーズ⑥ LOTUS78_f0068687_221549.jpg

マシンは発展型の79になり、2人のドライバーの快進撃が始まります。
16戦中ポールポジション12回、優勝8回(アンドレッティ6回・ピーターソン2回)、ワンツーフィニッシュ4回の成績で、アンドレッティがワールドチャンピオンを獲得、コンストラクターズもロータスが手中に収めました。 
しかしピーターソンはイタリアGPの事故が元で帰らぬ人となりました。No1のアンドレッティと同等かそれ以上に速かったNo2ドライバー。私は当時のドライバーの中で一番好きでした。

さて他チームの中でお約束のレギュレーションの隙間を掻い潜ろうとしたのがブラバム。
当時アルファロメオの水平対向12気筒を使用していましたが、このエンジン幅が広くウィングカーには適さない。 そこでゴードン・マレーが出した答えがコレ!
プラモデルF1シリーズ⑥ LOTUS78_f0068687_2215275.jpg

巨大なファンでボディ下面の空気を吸出し、グランドエフェクト効果を得ようというものです。
これは60年代にシャパラルが試みたのと同じですが、レギュレーションには抵触するもの。
この時の言い訳は、"エンジン用の冷却ファン"だったと思います(笑)
スウェーデンGPに初登場で優勝しますが、以降は出場禁止!
失格にならずリザルトも優勝記録として残りました
by mipple11 | 2006-09-05 02:28 | ホビー | Trackback | Comments(14)
Commented by azmomohiro at 2006-09-05 07:29
おお!
私はきちんとF1を見だしたのが
確か、セナが事故死する2〜3年前からです
過去のF1情報楽しんでいます。
Commented by caymans at 2006-09-05 09:45
ジョンプレーヤースペシャル、最高です。
ブラックにゴールドのカラーリング憧れました。
ロニー・ピーターソンほんとに残念でしたね。
サーキットの狼の隼人ピーターソン とかぶってしまいます(爆)
Commented by manx_jg54 at 2006-09-05 11:26
アンドレッティファミリー、私はIndy Carの親子時代が好きでした。
でもでもJPSロータスはこれ以前からその黒さに憧れわざわざJPSのタバコを吸った記憶が有ります。美味くなかったですね(笑)
Commented by jzpower at 2006-09-05 11:47
しばらく見ないうちにドンドンUPされてますね!
タイレル(当時はティレルって言いませんでしたね!笑)P34・ロータス78と
ずいぶん身近で私には印象に残っているマシンになってきました。
子供心にP34の6輪に驚き、78のJPSのカラーリングに魅せられました。
この頃、私は子供でしたがちょうどプラモデルを作り始めた頃です。
この後、スーパーカーブームになるんですよね!
512BBや365GT4/BB・カウンタック等々色々作りました・・・・・。
そういえば、その頃のポルシェの印象は薄いんです。(笑)
959が出た時は注目ものでしたが、だいぶ後になりますね!
(スーパーカーブームは去っていました・・・・・)
Commented by COOPER99 at 2006-09-05 21:15
きゃぁー素敵ぃー。
もうなんでもかんでも、JPSカラーに塗りたくっていました。(笑)
マリオと言えば、スーパーではなくアンドレッティです。
マンセルとアンドレッティみたいな、超ワルオヤジが大好きです。(ププッ)
ブラバムは、この後の三角形のも面白かった。表面冷却ってヤツ。
Commented by mipple11 at 2006-09-05 21:20
azmomohiroさんへ
最近はたまにしかちゃんと見ませんね。
年のせいかやはりずーっと見てるのが辛くなってきましたので録画しますが、先に結果が判ってしまうので見る気にならないんですよ(苦笑)
Commented by mipple11 at 2006-09-05 21:30
caymansさんへ
私もJPSカラーがF1のカラーリングの中で一番好きです。
やっぱりサーキットの狼読んでおられましたか(苦笑)
ロータスヨーロッパが速すぎでしたがね(笑)
Commented by mipple11 at 2006-09-05 21:35
manx_jg54さんへ
私もJPS内緒で吸ってました(爆)
今と違い、当時は売ってるところが少なくて困りましたが。
アンドレッティもすでに孫の時代、こちらも年をとるわけです!
Commented by mipple11 at 2006-09-05 21:46
jzpowerさんへ
私はスーパーカーブームの世代より少し(かなり)上ですが、あの頃は、スポーツカーと言えばフェラーリ・マセラッティ・ランボルギーニで、ポルシェはカッコ悪いと思ってました(苦笑)
まあ今でもフェラーリはカッコいいですけどね!
Commented by mipple11 at 2006-09-05 21:53
COOPER99さんへ
赤いペガサスのモンティおじさんはアンドレッティがモデルじゃないかと。
オジさんドライバーが速いのってカッコいいですからね~!
表面冷却ありましたねー。 ソーラーパネルみたなのが貼ってありましたが、あれだとスポンサーロゴ用の面積が減っちゃうんでダメだってたんですかね(爆)
Commented by okuruma1970 at 2006-09-05 23:28
こんばんは。
最近の最新技術は知らん振りしていつの間にという感じで採り入れられていますが、
ティレルの6輪やブラバムのグランドエフェクトなど、見るからにという方が、
わかりやすくて好きでしたねぇ。
もっとも私の場合はリアルタイムではないですが(笑)。
Commented by mipple11 at 2006-09-06 00:33
okuruma1970さんへ
この頃は風洞テストも実車ではなく1/5位のモデルでやっていたハズですが、まだまだ発展途上だったので日進月歩。
エンジンもV8コスワースが強かったことを考えると、現在との大きな隔たりを感じますね。
Commented by seiuchi-porsche9 at 2006-09-06 18:19
ジョンプレーヤースペシャル・ロータスヨーロッパが欲しくなってしまいました。ロータスヨーロッパが76年なので、F1のカラーリングの方が後になるということになるのですかね。
それにしても、プラモデルの保管状態もさることながら、F1の知識が凄いですね。アッパレ印が無限大という感じです(笑)
今・見ても「LOTUS78」は最高に格好良いと思うのは、僕が英国車好きだからですかね(笑)。
Commented by mipple11 at 2006-09-06 23:31
セイウチさんへ
いえいえF1のカラーリングのほうが先ですよ。
72年のロータス72Dが最初でこの年のチャンピオンマシンです。
このモデルが行方不明で見つかりません(苦笑)
77年のF1選手権inジャパンに登場した赤いインペリアルカラーは、今一ピンとこませんでしたから、やはり黒地に金のストライプがカッコいいんだと思いますが(笑)


クルマ大好き亭主のおバカ日記。


by mipple11

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